「ミタ」脚本の遊川和彦氏が監督初挑戦　設定はダーツで決定　2013年11月25日 06時00分
　
『家政婦のミタ』（日本テレビ系）、『純と愛』（NHK朝ドラ）などで知られる脚本家の遊川和彦氏（58）が、来年1月2日放送のスペシャルドラマ『30分だけの愛』（深夜放送読売テレビ・日本テレビ系）で、監督に初挑戦したことが25日、わかった。主演は女優の小池栄子、相手役を小澤征悦が務める。

『読売テレビ開局55年記念番組・遊川和彦への挑戦状』と題した番組内で放送される同作。ドラマの軸となる「主人公の職業」「ドラマのカテゴリー」「テーマ」を遊川氏がダーツを投げて選択し、「マッサージ師」「ラブストーリー」「泥沼に咲く花」に決定した。そのほか、制作期間は6ヶ月、放送枠は2時間などの課題が与えられた。遊川氏は、数々の難題を乗り越え「日頃、他人の演出に口を出している偉そうな脚本家がどんなものを作ったか、一人でも多くの方に確かめてもらいたいと思います」と出来栄えに手応えをにじませている。

同作は、重篤な病気で歩行困難や寝たきりになった人たちに訪問リハビリを行う指圧マッサージ師（小池）と、脳梗塞で突然倒れて半身麻痺になったエリート証券マン（小澤）の不器用でぎこちない恋を描くラブストーリー。

主演務めた小池は「遊川監督はとっても役者を愛していて、一緒に戦ってくれる人です」といい、小澤も「監督はとても的確な言葉を下さるので、迷いなく色々な方向に持っていけたので、それはすごくうれしかったですね」と遊川氏に信頼を寄せている。

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監督に初挑戦した遊川和彦氏　（C）読売テレビ